先日天ぷら屋さんに行ったら季節のお野菜として、ヤングコーン(ベビーコーン)の天ぷらが出てきました。
ヤングコーンの天ぷらは初めてでしたが、甘くてとってもおいしかったです!
ヤングコーンも含めとうもろこしってどんな調理方法でも、素材が生きていておいしいですよね。
野菜界のプリンスだと思っています!(異論は認めます)
その話はさておき、とうろもこしはこの季節の旬のお野菜でもあり、薬膳的にもこの季節にとても合っているお野菜なんですよ。
中医学から見た梅雨
この時期中医学では、長夏といって湿度が高い時期になります。外の湿度が高いために、体表から上手く汗を発散できず体に水が溜まりやすい時期です。
(中国では、夏から秋にかけてを長夏といいますが、日本に置き換えると梅雨の時期にあたります)
水が溜まってしまうと、食欲減退や消化不良、むくみ、体が重くだるいといった症状が表れます。
その為、湿(水分)を体から取り除くことが梅雨を元気に過ごす秘訣になります!
とうもろこし(玉蜀黍)の効能
とうもろこしは体から余分な水分を出す働きを持つのでむくみを解消し、また胃の働きを整えてくれる作用もある為、暑さや湿気でお疲れ気味の胃にも優しく寄り添う、梅雨にぴったりな食材です。
ちなみに、とうもろこしのひげ(玉米須=南蛮毛,乾燥したものは生薬)にも余分な水分を出す作用があるので、もし自宅で食べられる際は、ひげの部分も是非ご活用ください!
ご飯を炊く際に一緒に入れる or スープ(少し青臭くなるので苦手な方は控えめに)に入れても美味しくいただけます。
是非余すことなく、今年の梅雨はとうもろこしを堪能してみてくださいね。